第35回
元株式会社三菱東京UFJ銀行
代表取締役専務 長田 忠千代氏
元三菱東京UFJ銀行 代表取締役専務 長田忠千代氏が登壇。
「格差社会とリスクを取れる社会」をテーマに、挑戦する経営者へのエールと日本経済への提言
2026/07/24(金)
第35回となる本会では、元株式会社三菱東京UFJ銀行 代表取締役専務であり、現在は株式会社T&Aマネジメント 代表取締役として数多くの経営コンサル・投資に携わる長田 忠千代 氏をゲストにお迎えいたしました。
1980年に三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行後、証券会社出向時にはIPO部長としてITバブル期のベンチャー上場支援に尽力されたほか、ゼロ金利環境下におけるリテール部門の構造改革を牽引。約40年にわたり金融ビジネスの第一線で活躍された圧倒的なキャリアをお持ちの長田氏。今回は「格差社会&リスクを取れる社会」をテーマに、これまでの歩みや、これからの日本社会が目指すべき姿についての舞台裏のストーリーを惜しみなく共有いただきました。
講演では、トマス・ピケティの理論やIT・AI等の技術革新による格差拡大の背景を交えながら、経営の現場におけるリアルな体験談が披露されました。長田氏の経営観を端的に示す、イノベーションによるセーフティーネット構築の重要性と「技術革新により挑戦コストが低下している今こそ、日本の経営者は危機感を持って果敢にリスクを取るべきである」という力強い提言に、参加した経営者一同は深く聞き入っていました。また、ご自身の「永久現役」という信念のもと、泥臭く挑戦を続ける若手経営者への積極的な出資・支援についても触れられ、まさに金融界の重鎮として指揮を執ってこられた長田氏ならではの圧倒的な視座に触れる時間となりました。
後半の質疑応答では、長田氏の素晴らしい活動背景を受け、多角的な質問が飛び交いました。中でも特に印象的だったのは、講演の節々でジョークを交えた和やかな雰囲気を作りつつも、昨今の大きなトピックである「挑戦するベンチャー企業への適切な資金・経営支援のあり方」に関するお話です。未来を切り拓くラストワンマイル型ビジネスの可能性など、ここだけの貴重な知見を直接伺うことができました。
一つひとつの問いに対して、長年の金融実務と熱い情熱に基づいた誠実かつ明快な回答が共有され、会場の熱気は最後まで最高潮に達しました。
確固たる実績を持つ経営者の哲学に触れることで、自身の事業を本質的な視点で見つめ直す、まさに少人数制サロンならではの本質的な議論と深い交流の場となりました。